毒親育ちだった私へ

私の親は毒親だと思う。 自分はアダルトチャイルド、機能不全家族育ちなんじゃないかと思っている。 自分が、ほかの人の経験談を聞いて救われたので、 自分もエピソードの一つになれたらいいなと思っています。

毒親の話は理解されなくたっていい

こんにちは! 

 

自分の中だけで、親の事を考えるのには

苦痛が伴います。

あと、嫌なことばかり考えるし、

着地点は、「やっぱり自分が悪かったんじゃないか」になるからです。

 

そんなときは、友達や見知らぬ人でも話を聞いてもらうのも大きな手だと自分自身感じました。

もちろん相手を見極めてですけど。

あと、暗い話で長くなるかもしれないけどいい?と聞くとか。

 

相手を選ばずに話すと、

「産んでもらっただけで一生のプレゼントなんだよ?」

「育ててもらった恩を忘れたの?」

「親を悪く言うのはちょっと・・・反抗期なんじゃない?」

「自分が親になればわかるよ」

「まだ子供産んでないから理解できないんじゃない?」

とか平気で言われますから。毒親の話は。

 

いいんですよ、平和に育ってきた人は。

親の愛を適正な度合いで受けてきた人は。

だって絶対に想像できないから。

そんな家庭があるんだってことを知らないから。

親からひどい言葉を投げつけられることを考えられないから。

親のひどい状態を見せ付けられる辛さを想像できないから。

イメージがわかないんです。

 

これは本当に、全然嫌味じゃなくて!

 

愛を正しい形で伝えられてきた人たちはそれでいいんです。

というかそれが多数派であるべきだし、

それが本来の親子の形でいいと思う。

幸せな人は幸せでいいんですよ!

無理に不幸に合わせなくていいし、わかってくれなくていい!

 

言葉が適切かはわからないけど、

住み分けみたいなものでいいと思うんです。

わからない話はわからない、でそれで終わりで。

毒親持ちの人だって、イメージがわかない人に説教されても

「は?わかんないくせに」って思うから

どっちにとってもマイナスです。

 

だから相手はよく選んだほうがいいですね。

あと、一人に依存しすぎないほうがいいですね。きっと。

その人がだんだん辛くなって、大事な人なのに離れていってしまうかもしれないから。

 

私の知人の中には、

「親なんて早くいなくなってくれないかな、くらいに思ってる。」

と言っている人もいましたよ。

「生きてるからこそ“親なんだから大事にしなきゃ”とか思ってしまうから、いっそいなくなってしまえばいいのに」

って。これとっても納得しました。

だから死ねとか言ってるわけではないけど、存在がしんどいというのは間違いなくあります。

 

強制的にレールを敷いてくる母親持ちの人もいました。

 

束縛がひどすぎる家庭の人もいました。

 

アルコール依存の親持ちもいれば薬依存の親持ちもいました。

 

母親がキレて暴れまくる人もいました。

 

妹のほうが大事だと言われたからなるべく関わらないようにお互いしていると言っている人もいました。

 

もう二度と関係は戻したくない、ざまあみろと言っている人もいました。

 

みんな身体的な虐待は受けていませんでした。

だけどすごく親に傷つけられて育ってきていました。

 

 

でも親は私たちがこんなことを思っているなんて全然知らないし、

むしろ自分は子育て成功したー!って思っていると思う。

実際私のお母さんはそう言っていたし。

腹たちますよ。こっちの気も知らないで(笑)

 

そういえば、

「母親は父親と離婚したいってずっと言っていたけど、結局別れないし、あー言っているだけなんだな、聞いてもらいたいだけなんだなって思ってる。でもそういう話をされたら、自分が生まれなければ離婚できたのかなーって思っちゃうよね。」

と言っている知人もいました。

 

夫婦喧嘩が子供に与える影響を考えたことはないんですかね?

そういう親たちというのは。

子供がそれを見ていてどんなに辛いか、

部屋で聞いていてどんなに悲しいか、

 

別に喧嘩することがあってもいいですよ。

相手に不満があってもいいですよ。ずっと一緒に暮らしているんだから。

なぜそれを見せる?

なぜそれを聞かせる?

なぜ互いの愚痴を聞かせる?

 

子供にわかってほしい?

それは親のエゴです。

 

朝、両親の喧嘩で目が覚めて、

昼まで喧嘩の仲裁役をして、

お母さんの機嫌を伺いながら午後生活して、

夜にまた喧嘩して、

仲裁に入ったはずが怒られて。

泣きながら布団に入ったら、部屋の向こうから両親の喧嘩がまだ聞こえている。

そんな家庭で育ちたいって、その親は思うんですかね?

私の親はそう思っていたからそうしていたんですかね?

 

 

親をおかしいのかもって思うことは、

私たちに残された唯一の心のよりどころです。

 

 

「産んでもらっただけで一生のプレゼント」だから何をされても受け入れなきゃいけないんですか?

「育ててもらった恩」があるから何もかも許さなきゃいけないんですか?

「親を悪く言うのはちょっとよくない」っていう常識だからなんでも耐えたほうがいいんですか?

「自分が親になればわかる」から親になるまで親の文句を言ってはいけないってことですか?

「まだ子供産んでないから理解できない」んだったら今までされてきたことは、自分に子供が産まれたら肯定できることになるんですか?

 

 

住み分けしましょう、頼むから。

わからないなら、わからない、でいいじゃないですか。