毒親育ちだった私へ

私の親は毒親だと思う。 自分はアダルトチャイルド、機能不全家族育ちなんじゃないかと思っている。 自分が、ほかの人の経験談を聞いて救われたので、 自分もエピソードの一つになれたらいいなと思っています。

私の結婚式が母の結婚式の鍵になる

こんにちは!

 

幼少の話だけでなく

最近の話も織り交ぜて話をします。

 

私は4年前に結婚をしました。

経歴にも問題がなく、顔が整っていて、優しく、収入も安定している人

それが私の旦那さんでした。

5年付き合ったので期間も問題なし!

親を納得させられる人の登場です!

やっとだー!

とりあえずお母さんにしたら顔が整っていればいいのかもしれないが。

 今までなんやかんや相手に関して文句言われてきたことからオサラバできる!

 

と、思っていたら。

結婚式のプランが明確になってきたり、

準備するもの、招待する人が具体的に決まってきたりする頃、それは始まった。

 

何やら言いたげな母。

「あんたはええなあ。こんなにいろいろ決められて。お母さんの時なんか、日付も決めさせてもらえへんかったし、ドレスもこれかこれ!みたいな感じやったし、友達も3人しか呼べへんかったわ」

 

*不幸ポイント*

①姑に、勝手に結婚式の日取りを決められた。

(自分の弟の試験日が重なっており、その日は無理だと言ったのに。)

②ドレスは知り合いの貸衣装屋さんに頼んだので2~3着から選ぶ。

(ただし金額は知り合い値引き)

③もっと呼びたかったが姑から無理やり「友達は女のみ。3人まで」と決められた。

 

「またかよー」

 

この話を聞くのは別にこの時が初めてじゃなかった。

そのエピソードは何度となく聞かされてきた。

だけど、いざ自分の結婚式が間近に迫った時、自分の結婚式関連の話をするときに、

この話をされてしまうと、

お母さんに洗脳されている私は

「ああやってしまった。また自分はお母さんの不幸な記憶を思い出させてしまった。

なんで私はお母さんの不幸を呼び出す鍵になっちゃうんだろう

お母さんに結婚式の話なんて、酷すぎたのかなあ。」

と考えるようになりました。

 

 

冷静に考えると、

今式の準備をしている自分夫婦はめっちゃ幸せなわけです。

不幸せだったのはお母さんの結婚式です。

しかも不幸せだと思っているのはお母さんの主観です。

それが私のせい?今お母さんがそれを思い出しちゃったのは私のせい??

 

そんなわけない!!!

 

だっておかあさんは、自分の話を聞かせたくて話してきてる。

「あんたは私に比べて恵まれてていいわね」

っていうメッセージをガンガンに送りたいのだ!

「私はこんなに不幸のヒロインだったけど、

あなたは幸せそうでいいわね。私より恵まれているのよ。」

の押し売りです。

こういう押し売りをされると、子ども心には

「ああお母さんの不幸の記憶を起こす鍵の役割をしちゃったな」

と思うんです。

そうすると、

「私が幸せだとお母さんの不幸せの記憶が濃くなるから、

私が不幸せでいればお母さんが幸せになるんじゃないか?

と思うようになります。

 

娘が、不幸せなお母さんを見たくないと望んだその結果が、

よく毒親関連で聞く

「あなた(娘)は私(母)より幸せになれない」

という呪いです。

 

この呪い、私にとってはかなり強敵でした。

 

不幸な記憶は変えられないし、

親が体験してきた過去の不幸の記憶と、

私の現在の幸せの記憶は決して交わらない。

過去の不幸の記憶は変わらないから、私が今幸せになったって関係ない。

 

そう強く思って過ごすしかないのではないかと思います。